イラン、邦人誘拐事件
イランを旅行中に武装グループに誘拐された男性は、横浜国立大学教育人間科学部4年の...
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イランを旅行中に武装グループに誘拐された男性は、横浜国立大学教育人間科学部4年の中村聡志さん(23)であることが11日わかった。イラン当局者は同日、朝日新聞の取材に対し、中村さんを誘拐した武装グループは、同国南東部を拠点とする麻薬密輸組織「シャフバフシュ」であることを明らかにした。治安当局に拘束されている組織のリーダーの息子を釈放するよう要求しているという。
イラン・ケルマン州当局者によると、中村さんは連れ去られる前、同州の古都バムにある宿泊施設に3日程度滞在していたが、突然姿を消した。シャフバフシュは中村さんを連れて、バムからシスタン・バルチスタン州にすでに移ったという。バムから東へ約250キロ離れた州都ザヘダンに潜伏している可能性が高いとみられる。国営イラン通信は11日、地元の治安部隊などが広範囲の捜索を続けていると報じた。
また、シャフバフシュは治安当局に「日本人は健康で元気だ」と連絡してきたが、その際、中村さんを解放する交換条件として、ケルマン州内の刑務所に収監されているリーダーの息子の釈放を求めてきたという。シャフバフシュは8月にベルギー人男女を誘拐したグループで、最近、治安当局と激しく対立していたとされる。
一方、小野寺五典・外務副大臣は11日夕、外務省で記者会見し、中村さん本人から8日午後10時50分ごろ(日本時間)と同11時15分ごろ(同)の2回、テヘランの日本大使館に電話があったことを明らかにした。中村さんは「パキスタンからイランに入国したが、7日に拘束された」と話したという。
さらに中村さんは大阪府豊中市の実家にも8日と10日午後10時半ごろ、「元気で心配ない」などと電話をかけていた。政府関係者によると、中村さんからの連絡はいずれも携帯電話が使われているとみられる。
犯行グループからの要求については、小野寺氏は「事柄の性質上、コメントは差し控えたい」と述べ、要求の存在についても回答を避けた。日本側は犯行グループと直接、接触はできていないという。
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この記事のカテゴリーは「イラク情勢」です。2007年10月12日に更新しました。
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